患者さんに知っておいてほしいこと
お薬手帳について
みなさんお薬手帳をお持ちでしょうか？
「毎回同じお薬だから必要ない」「持ってくるのがめんどうくさい」などのご意見を頂戴することが多くありますが、実は大震災が起きたときには、お薬手帳が大変役に立つのです。
大震災が発生した際、停電が起きてコンピューターが使えず、病院も薬局も正常時と同じようには対応できなくなる可能性があります。２０１１年の東日本大震災のときにも停電のため大変な事態になりました。
大震災のときは、みなさんがお持ちのお薬手帳でお薬がもらえるようになっています。
その際に必要な情報が、「いつから」「何を」「何錠」という情報が、医師も薬剤師も必要となってきます。
「いつから」とはずっと飲んでいるお薬なのか？それとも一時的に飲むことになったお薬なのかを判断するのに必要となってきます。
「何を」「何錠」については、何というお薬を１日に何錠飲んでいるのかということです。
これをきちんとお薬手帳に記録しておくには、みなさんが薬局や病院に毎回お薬手帳を持って来て、お薬手帳に記載してもらうことが重要なのです。
